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太陽光追尾装置とは、文字通り太陽の光を感知したり、プログラムなどによって、常に太陽の方向を向くようにする装置のことです。

太陽の光は1平方メートル当たり約1kWのエネルギーがあるといわれています。これは太陽にまっすぐに向いているときにおいての状態です。

固定式の太陽電池の場合、快晴の日でも1日当たり、3時間しか太陽の光が当たらないものとして電力を計算します。これは太陽が動いているため、斜めから光が差し込んでいるときには、十分発電しないためです。

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ですから例えば、出力10Wの太陽電池があったとすると、この太陽電池の電力は、1日当たり、10W×3h=30Whしか発電しません。これは30Wの電気製品を1時間使うことができるということです。

しかし追尾装置だと、常に太陽に向いているので、固定式の2~3倍くらいの発電量を得ることができます。同じように10W出力の太陽電池だと、30Wの電気製品が2時間以上も使える計算になります。

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つまり、常に太陽に向いているようにすることで、太陽のエネルギーを最大限に利用することができるのです。

追尾装置は太陽電池だけでなく、いろんなことに利用されています。レンズなどで光を1点に集めて、その光を光ファイバーでいろんな所に送る装置とか、太陽の熱を集中させて温水を作る装置とか、追尾装置がなければ成り立たないものがたくさんあります。

これからも自然エネルギー利用が進められていく上で、太陽光追尾装置は必要不可欠なものになっていくでしょう。

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